5月17日

二日酔い。昨晩はもうそうなってもいいという気持ちだったのに、起きた瞬間に後悔しかない。

昼食に親子丼を作る。年に数回しか作らないが、一回も作らないという選択肢はなく、なぜなら結婚したばかりの頃、はりきって鍋釜類を買いに行ったときに勢いで親子丼用鍋を買ってしまったからだ。しかも木屋で。確かに親子丼などの卵とじ系鍋を作るのには最適で、持っていて損はないが、鍋に作らされている感はかなり強い。

夕方、なじみの仙台の酒屋さんに日本酒を注文した。おまかせであるため何が届くか楽しみだ。

5月16日

雨。ラヴィンスプーンフルを聴きながら勉強やら家事やら。

夜は夫が餃子を作った。あまりにも包むのがうまく、今後は餃子はすべて夫に任せることにした。カレーも夫のほうがうまいが、こちらについてはまだわたしにも可能性があると思っている。

あまり使っていなかった、日暮里までわざわざ買いに行った日本酒用のグラスやお祝いで頂いたバカラのグラスを使うべく、日本酒やウイスキーをガバガバ飲んでしまった。酒飲みはなにかと理由をつけては飲みたがる、というのを実践した日だった。立派立派。

5月15日

某クラブが閉店とのニュースが入ってくる。長くやっていただけに驚いた。新型ウイルスだけが原因ではなさそうだが、一因となったことは間違いないようだ。思い出は残るとはいえ、虚しい。もったいない。

午後、一時間半ほど歩き、とある名店に煮込みを買いに行った。気温が高いわりに湿度は高くなく行きは気持ちよく歩けたが、帰りはさすがに疲れきり、隣駅のあたりで喫茶店を探したがおもしろいくらいにあいていなかった。立ち飲み屋にパラパラといるひとたちを横目に、坂を登って家に帰り着く。煮込みは素晴らしくおいしかった。当たり前だが、プロの作ったごはんはおいしい。

夜はさすがに疲れて早めにベッドへ向かった。

5月14日

思い立って、ずんだを作る。仙台の実家のおはぎの定番で、母が夏によく作ってくれた。我が家の眠れる獅子バーミックスを使用する時が来た、とも思ったが、やはり母のやっていたとおり、すり鉢で枝豆をすることにした。何が面倒かって、豆の薄皮をむくことであり、実山椒のヘタとりと同じく、アルバイトを雇いたくなるような作業だ。わたしには。

オンラインで買ったユキヒョウ柄のフェイクファーサンダルか届いた。もこもこモフモフでかわいい。こうしたへんなものを躊躇なく買えるのが、わたしの数少ない長所のひとつだ。しばらくは履く機会は無いし、物欲自体が減退しているが、やはり新しいものはうれしい。

明日の冷やし中華の具を仕込んでから就寝。

5月12日

先日の買い出しでれんこんを買ったので、久しぶりに筑前煮を作った。日頃はれんこんが高級品に思えてあまり作らないのだが、よくよく考えれば外で飲む酒代のほうがよほど高いのであり、つくづく変なところだけ人間が始末にできていて困る。

ねこは最近、家人からもらった黒い布をいたく気に入っており、ひがないちにちそのうえにすわったり、寝たりしている。硬くてザラザラしている布きれと床なら床のほうが気持ちよさそうに見えるけれど。

ねこがよくわからないものを気にいるのはよくあることで、先代はレシートを丸めたものがいちばんのお気に入りのおもちゃだった。遊んでいるうちにどこかにやってしまうので、何度も与えていたが、引越しのときに、引越し屋が冷蔵庫を動かしたら、下から大量のそれがでてきて、恥をかいたのだった。

明日は出勤日だから、早く就寝。

 

5月11日

所用があり、自宅から1時間半ばかり歩いたところにある街に行った。暑さもあり、くたくたになる。自粛前はしょっちゅう訪れていた街なので何もめずらしいものは無いはずだが、ワクワクする。こころが浮き立つ。

しゃれたビストロで販売していたテイクアウト用の詰め合わせを購入した。プロの味は素晴らしい。早くレストランで食事をしたいという気持ちが強くなる。

運動不足がたたり、足が痛くて眠りになかなか眠りにつけない。家の中でもなるべく動くようにしなくては。