5月7日
出勤日。気がかりなことがあり早めに家を出たので電車はすいているかと思いきや、これまでになく混んでいて、自分もそのなかのひとりのくせに憂鬱になった。
早めに上がれたので、東京駅の売店でシウマイ弁当を買えた。お弁当のなかでは一番好きでひとりで工場見学にも行ったこともある。
東京駅は見事にガラガラだった。構内を見回しながら、この感覚は何かに似ていると思ったら、震災後に初めて帰省したときに訪れた仙台の沿岸部を見たときと似ているのだ。何も無くなっていてこわいという感覚。
仕事に行くとくたくたになってソファで寝てしまい、風呂に入れと起こされるのは相変わらずで、こんな状態で、以前のように戻れるのか不安になる。