5月24日
色々と考えてしまって眠れない夜が明け、鬱々とした気持ちを抱えたまま何もする気になれず、ぼんやりと過ごしたいちにちだった。
明日には緊急事態宣言が解除されるようだ。感染者が減少してはいるが、結局のところ、実態がよくわからないことにうすら寒さを感じる。このままなにもわからないまま流されて流されて、さて、どこに辿りつくのだろう。
5月23日
若いひとがひとり苦しんで追い詰められて去っていってしまったことがひどく悲しい。まだ22歳のかわいいかわいい女の子。ひたすら気が滅入る。
5月21日
二ヶ月ぶりに美容院に行った。髪の毛をどうこうしたいという気持ちはあまり無かったのだが、担当の美容師さんが辞めてしまうというので、最後にあいさつがしたかったのである。5年くらいお世話になった。故郷に戻るとのこと。やっぱり。というのも、わたしは気が合って長年お付き合いする美容師さんが、簡単には行けない都市の故郷に帰ってしまうということがよくあり、これで4人目なのである。九州での活躍を祈って別れた。
帰りに隣駅のドラッグストアや大型雑貨店を除くと、マスクや消毒用アルコールスプレーが置かれていた。値段は以前よりは若干高いが、購入の際の個数制限もない。そろそろ当たり前に当たり前の価格で入手できる日も近いのだろうか。
そろそろ緊急事態宣言が解除されるとの話も出てきた。どうも明確なデータがあまり示されていないことに気持ち悪さを感じるが、このまま経済を止めておくことは限界のように見える。
5月20日
出勤日。やはり忙しいが、もう仕方がない。どうにもならないから、目の前のことを片付けていくだけだ。
帰宅して、ぐったりとソファで寝落ちする、までが出勤日の王道パターンで、やっぱり今日もそうだった。
5月19日
書類など諸々を整理した。不要なものを処分するつもりが、思いもかけぬ現金が出てくるなどして驚いた。むかしから、いろいろなものを適当なところに置いてはどこにいったかわからなくなるのである。9割がた困ったことになる悪癖だが、たまにこういううれしいサプライズがある。出どころが一緒だということはわかっています。
早速、仙台にお願いした日本酒が届く。四合びんが4本。日本酒はびんの色がきれいなものが多く、並べて眺める喜びがある。今年2月にデビューのお酒もあり飲むのが楽しみだ。こういうとき、日本酒の好きなみんなと飲めたらなあと、なんだかじりじりしたような気持ちになる。寂しさとじれったさと。慣れたようで、ふとした瞬間、まだ寂しい。